2015 四国・中国 一人旅(1日目)
これから5回にわたり、先日行ってきた5日間の旅行についてまとめます。
8月17日(月)
ついにこの日がやってまいりました。構想期間一ヶ月。今回の旅は、四国・中国を余すところなく楽しむように組まれています。
埼玉生まれ埼玉育ちの自分にとっては、関西以西というのは昔から馴染みが薄く、家族旅行でも四国・中国・九州は行ったことがありませんでした。
大学一年生のときは中国地方の海岸沿いを青春18きっぷで一人旅(山陰本線と山陽本線のルートなので、内陸部には行っていない)したことがあります。また、四国は大学四年生の時に友人と高知まで来たことはありますが、高知県西部や愛媛県はまだまだ未知の領域でした。
今回は、それらの旅では行けなかった場所をうまくカバーできるルートになっています
ちなみに、今回の旅行で使用したカメラは以下の通り。
(本体)
PENTAX K-30
(レンズ)
PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO HSM
PENTAX-DA★ 60-250mmF4ED [IF] SDM
PENTAX FA31mmF1.8AL Limited
この布陣は、今の自分にできるベストな旅用セットです。焦点領域は10mmから250mmまで。ここぞ!というときや、どうしても光量が少なくなってしまうときはFA31mmに頼ります。
ちなみに、二か月前に沖縄へ行ったときは、真ん中の二つを抜いてPENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WRを入れた布陣でした。18-135は防滴なので天気を気にすることなく撮影できたのは良かったのですが、描写力が今一つと思うところも多かったため、今回はお留守番です。結論から言えば、これは良い判断でした。
その他、今回の旅行へ持っていったアイテム(三脚など)は追ってまとめます。
それでは本編へ。
まずは自宅を5時半に出発し、羽田空港へ。今回搭乗するのは羽田空港0805発、岡山空港0915着のJAL231便です。お盆が過ぎたとはいえ、往復で29,980円というのはなかなか安かったかなと思います。新幹線でも同じくらいでしょうし、現地に早く着いて動き始めるには飛行機のほうが都合はいいです。
ちなみにこの五日間、天気は微妙(orやや悪い)です。ここのところ運がありません、
(キリンジの「愛のcoda」を想起させます)
(空の上は良いんですがねえ)
岡山空港到着後、レンタカー屋へ。空港まで迎えのバスが来ているとは知らず、歩いて5分ほどかけて到着。到着後お店の方が「○○様、こちらに歩いて来られたので空港から戻ってきてください」と無線連絡をしていたのを見て少し恥ずかしくなりました。
ちなみに本日のルートはこちら。
車載カメラや音楽プレイヤーのセッティングを済ませたらレンタカー屋を出発し、いざ香川県丸亀市へ。最初の目的地は瀬戸大橋を渡った先にあります。
(瀬戸大橋。若干雲がかっていますがよく見えました)
香川県上陸。香川と来ればやはりうどんです。もちろん下調べをし、行くお店は事前に決めてあります。
最初に行くのは「中村うどん」…と思いきや、ナビでのルート編集を誤って次の目的地である丸亀城へ到着。さっそくやってしまいました。釜玉小を食べてから腹ごなしに行くつもりが、とんだ失態…とりあえず城へ行きます。
これはまた別の日記で書くことになるとは思いますが、自分はこの旅から「日本百名城スタンプラリー」を開始することにしました。丸亀城は記念すべき第一城目です。
(詳細は別の日記で。これが丸亀城)
(こちらは城の高台から望める讃岐富士・飯野山。見事な山容です)
続いてうどん屋「なかむら」へ。こちらのお店は以前、客が自分で裏の畑からねぎを抜き、自分で切ってトッピングするシステムを導入していたとのこと。もうそのシステムは終了していますが、有名店だけあって着いたら駐車場は満杯。ぐるぐる回って何とか駐車し、小一時間ほど並んで待ちました。もっと回転率が速いかと思っていたのですがこれは誤算。
また、このときから天候が次第に怪しくなり、大雨&暴風で持って行った傘は壊れ、靴はびしょびしょになってしまいました。幸いお店には雨風を凌げるスペースがあったのですが、先が思いやられます。
そうこうしているうちにオーダー。釜玉小とかけ小を注文。合計で500円しなかったような…。
(でらうまいです)
ぶっちゃけて言うと、今まで食べたうどんの中で一番うまかったです。まさにカルチャーショックものです。こんなお店が地元にあったら何度も行きますね!雨の中並んだ苦労も、これでほぼ帳消しです。いやぁ、単純ですねえ。
さらにうどん屋をはしごし、今度は釜揚げうどんで有名な「長田 in 香の香 (ながた いん かのか)」へ。こちらもかなりの有名店のようです。こちらは20分ほど待ち出てきました。
家族連れなどが「たらい」に入った大量のうどんを食べたりしていますが、ただでさえ小食気味の自分はここでも釜揚げ小を注文。
(つゆは湯呑みに一回だけ注げます)
ぶっちゃけて言うと、なかむらほどの驚きはなかったです。非常に上品なお味でしたが、少し物足りないと感じてしまったのも事実…。あと、釜揚げ小の量が少なく、これなら大(2倍の量)を注文してもいけたな、と思いました。
本当はこれからもう一軒「西端手打 上戸」へ行く予定でしたが、この三杯でだいぶ満足してしまったので次の目的地へ向かうことに。
当初の目的では、この後高速道路を使用して大野原ICで降り、大歩危・小歩危峡や祖谷のかずら橋へ行くつもりでした。しかし、どうしても天気があまり優れなかったため、将来のお楽しみにとっておきました。アクセスはそれほど悪くないし、こういう時は無理をせず先へ進みます。
また、運転中なので写真は撮っていなかったのですが、高松自動車道を走行中に何度か雲の切れ間から差し込む日の光が眼下の街を照らすという、いい感じのシチュエーションに遭遇しました。
旅というのは移動中も楽しいのです。むしろこういった、移動時間がそれなりの割合を占める旅行においては、移動中もしっかりと楽しまなければ損ですね。ちゃんと脳内のHDDに焼き付けておきました。
さて、当初の計画では午後5時までに高知城の見学を終え、百名城スタンプを押すことは不可能でしたが、ルート変更をしたために高知城へ行くことができました。ちなみに以前高知へ来た時にも立ち寄っているため、二回目の訪問となります。まだ記憶に古くないです。第二城目の詳細は別の日記で。
スタンプをゲットし、今日の宿泊地であるビジネスホテルへ。道中、三大がっかり名所とも言われる「はりまや橋」の横を通り過ぎましたが、あんなところにあるとは。車を降りてまでは観に行きませんでした。
宿泊地に着き、荷物の整理やバッテリーの充電、コインランドリーでの洗濯などを終え夕食を食べに「鍋焼きラーメン千秋」へ。
カツオのたたきは以前来た時に、かの有名な「明神丸」で食べてえらく感動しました。今回はあえてカツオのたたきをやめて、高知県須崎市名物の鍋焼きラーメンを食べることに。高知市でもここで食べることができるとのことで、意気揚々と歩いてお店へ。
・・・
結論から言うと月曜は定休日でした。またしても下調べの不足がこんなところで!
このままじゃ引き下がれない…どこかいいお店ないかな、とスマホを駆使して探すも、鍋焼きラーメンのお店は見つかりませんでした。
結局、車で10分ほどかけて「味千ラーメン 高知桟橋通店」へ。関東にもチェーン展開をしているようです。半ラーメン+半チャーハン+唐揚げ小のセットメニューを食べ、ホテルへ戻りました。味は結構好みな感じでした。
というわけで、一日目が無事終了です。天気が良ければ、この後に「夜の桂浜」へ行くことも考えていたのですが、どうにも小雨が止まないので将来のお楽しみに取っておきました。ちなみに前回は夕暮れの桂浜を見ることができたのですが、とてもいい所だという印象です。高知へ来たなら一度は行っておきたいですね。
それと、下調べを綿密にやり過ぎるのはかえってつまらないと思っていましたが、やはり大事ですね。そしてこれは後ほど何回か思い知らされることになります。もっとも旅行中は、こういうハプニングや悪天候も「旅の醍醐味」と割り切って深く考えないようにしています。気持ちを切り替えて二日目へ。