DA★60-250mm F4 について
六本目、初の望遠レンズとして悩みに悩んだ結果、ここにたどり着きました。
自分にとって初のDA★で初の防塵防滴。旅のお供にこれ一本。
smc PENTAX-DA★60-250mmF4ED[IF] SDM
(※スペック等は公式等を参照ください)
これを購入するまでは、100㎜以上の望遠域についてはDA18-135mmのテレ端でなんとかしていましたが、カメラを続けていくうちに、所謂望遠域というのはどういう世界なのかを試さずにはいられなくなりました。
候補はいくつかありましたが、絞って以下のようになりました。
1:HD PENTAX-DA 55-300mmF4-5.8ED WR
2:smc PENTAX-DA★60-250mmF4ED[IF] SDM
3:smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM
4:TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO [Model A001](※)
(※)後日、購入しました。
上記のうち、自分のカメラに装着したことがあるのは2,3,4です。当然ながら、ここに挙げたレンズそれぞれにメリット/デメリットがあります。
まず1はこの中で最も持ち運びに優れており、描写力についてはネットでも比較的高評価、おまけに防滴もあるので最低限のラインは余裕で越えています。 デメリットはといえば、F値がそれなりなところと、鏡筒がぐーんと伸びる、AFが遅い(らしい)ところでしょうか。とはいえ「もしかしたらこれでも良かったんじゃないか」と今でも思わせてしまうレンズです。
2はオールマイティで、それぞれのレベルが比較的高い点がメリットです。同時に、これといった大きいデメリットはありませんが、使っていくうちに発見したデメリットはあるので、それはこの後。
3は単焦点で使いまわしが難しそうですが、試し撮りをした限り、やはり描写力では(2、4を所持している自分の意見として)この中で断トツだと思います。かつ防塵防滴、フルサイズ対応(らしい?)ということで、目的が明確な人にとっては現行ラインナップの中でも150-450mmと並んで最右翼の一本でしょう。 ただし、初めての望遠という意味では自分に合わないと判断し、割と早々に選択肢から除外されました。フルサイズ対応についても、信憑性のあるソースがないのがちょっと…。まあ、鳥も飛行機も鉄道も撮らない自分には持て余してしまう存在になるかもしれない、というのが一番大きいのですが。
4はいわゆる各社における「ナナニッパ」で、現在PENTAXにはない貴重な存在です(が、今年春に新作発売予定です)。メリットはそのF値と、タムロン特有の柔らか目描写。当然フルサイズ対応なので、将来有望なところ。そしてなんといっても安い。このスペックが6万円前後で購入できるなんてすごい。 デメリットとしては、AFが遅く若干うるさい、防塵・防滴ではない、若干描写が眠いというかもう少し切れがほしいと思う時がある、といったところでしょうか。こちらについても、いずれ詳細な記事を書きます。
PENTAXは望遠レンズの選択肢が他社よりも少ないので、かえって悩まずに済むというありがたさがあります(白い目)。選択肢が多いほうが幸せ、とは一概に言えないのが人生と同じですね(遠い目)。というわけで、最初の一本として選んだのは2:smc PENTAX-DA★60-250mmF4ED[IF] SDMでした。
大きなメリットは防塵・防滴性能と固定F値、60mmから250mmという広範囲をカバーする焦点領域です。
描写については、数段絞って撮影すると切れ味がグンと増します。最初の頃は「驚くほどの描写は得られないのかな」と思っていましたが、DA18-135の望遠域や他のレンズを使ってからだと「ああ、しっかりしている」と実感させられます。ここのところ100mmや31mmや77mmなど、いいレンズを買いすぎたのが原因かも…?
また自分にとっては、望遠の中では比較的持ち運びやすい方だと思っています。150-450や新作の★70-200などは憧れを抱きつつも、値段と重量で一歩を踏み出せないところです。
デメリットは、ズームリングの135mm付近で妙な重さ(親切設計で導入したものかと思われますが)がかかるので、操作しにくいと感じるところです。
また、フルサイズ対応については、気になる人にとっては大きなポイントだと思われます。情報によっては「未確認」だったり「対応していない」だったりするので、★300mm同様に信憑性のあるソースが出るまでは何とも言えません。自分は、4:TAMRON 70-200mmが品薄になる前に購入しておこうと思ったので、今後このレンズはAPS-C専用になるかと思われます。いっそのこと売ってしまって、1:HD DA55-300mmを買おうかとも考えましたが、とりあえず今は保留、というところです。なんだかんだ言って、頻繁に旅行へ行く自分にとってこのユーティリティは捨てがたいです。
望遠レンズの一本目として、悩みに悩んだ結果このレンズとなりました。こうして読み返すとデメリットのほうが文字数多くてアレですが、最初の望遠がこれで良かったと思います。
一方で、使用頻度の低い焦点域のレンズは気軽に買うものではないなと再認識しました。個人的に、これと4、TAMRON 70-200mmがあればしばらくは問題ないかと思います。
※決して橋脚マニアというわけではありません。
ズームレンズであるにもかかわらず、色収差とか歪曲がかなり抑えられていて「やっぱりいいレンズなんだなあ」と思うばかりです。