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雑記

旅とか、カメラとかの趣味についてまとめます

2016道東一人旅 二日目

 前回に続いて旅行二日目。この日は昨日から一転、とても写真が捗った最高の一日でしたが、それと同時に「二度とこんな旅行はしない!」と思った一日でもあります。

11月6日(日)

 二日目スタート。この日はまず、朝食前に根室半島へ行くことに。半島南側から納沙布岬へ行き、その後半島北側を走りつつ「ヲンネモトチャシ」に登城(?)し、ホテルへ戻るルートです。

 まだ日も昇っていない朝5時半、人生2度目の(一般人の到達可能な)日本最東端に向かい車を走らせます。天気予報では今日は晴れるとのことだったのですが、若干雲が多く気持ちの良い朝日を拝むことはできませんでした。

 しかし、やはり夜明けの海岸線は美しい。納沙布岬では、風が吹きすさぶなか、東の海にうっすらと浮かぶ北方領土を眺めていました。日本の端を巡る旅もここから始まりましたが、この何とも言えない寂寥感はたまりません。

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 その後、ヲンネモトチャシに向かい、駐車場に車をとめて徒歩3分、ヲンネモトチャシ登城。これは…コメントに困る城です。いやむしろ、言葉は必要ないのかもしれません。ただ、付近の風景はなかなかにフォトジェニックでした。

 ネットを漁ると見つかる空撮画像では、全体がわかりやすくなっております。やっぱりドローンを買うべきか。

 

 その後、ホテルに戻り朝食をとり、次なる目的地である開陽台に向け車を走らせます。国道243号に入る少し前あたりから天気が好転し、最高のドライブ日和。これを待っていました。厚床から北西方向へほぼ一直線、天気は最高、2日目もテンションが上がっています。

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 道中、セイコーマートでコーヒー(GRANDIA…どこかで見たことがあるような)を買い、中標津名物一直線道路(ジェットコースターロードやミルクロード)を楽しみつつ開陽台へ。

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(ジェットコースターロード)

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(ミルクロード。雪があるのでスピード出せず) 

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ついに来たぜ開陽台でシータ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

(開陽台。超寒いけど最高です)

  330度パノラマビュー、どこまでも続く地平線。間違いないビュースポットです。前回の旅程ではどうしても来られなかったので、リベンジを果たせました。標津岳あたりから吹き下ろす北風がえらい冷たくてヤバかったですが、それすらも感動。

 

 次なる目的地は摩周湖東側にある神の子池。にわかにブームとなってきていますが、どうにも嫌な予感がします。というのも、昨日までの雪が結構積もっているので、国道ですら除雪しきれていないのだから道道なんてまともに走れないんじゃないか、ましてや山の中に入り込む道に車は入れないんじゃないかと、不安は募るばかり。

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 そして不安は的中。道道150号から1115号、805号を抜けて国道391号へ抜けるまで、完全な雪道の連続でした。山間部はやっぱりすごいです。ぶっちゃけスリップしてハンドルを持って行かれることなんて12~3回くらいあったと思います。安全運転を心がけたのにもかかわらずですからね。自分のような、雪慣れしていない本土の人間はうかつに走るべきではありませんのでくれぐれもご注意を。

 神の子池の入り口に着き、即、これ以上の進入は不可と悟りました。雪が完全に道路を覆っており、プリウスでは行けそうにもない、あそこに行けるのはパジェロとかの類でしょう。せめて道の入り口だけでも写真を撮っておけばよかったなあと後々悔いが残ってしまいましたが、仕方ありません。

 道路に車をとめて歩いていく人もいましたが、いやそこから2km弱ありますよと。雪が無ければ歩いていける距離でしょうが、2~30cm積もっているのに、ましてやクマにでも出くわそうもんなら一巻の終わりですよと。

 この雪だと今後の行程も怪しいかもしれない、そう思い、行きたかった神の子池はスルーし、摩周湖へ。

 

 2年前の旅行では初夏の早朝に突撃しましたが、摩周湖名物の霧が発生し中島どころか湖面すら見えませんでした(すごい怖かった)。今回はどうかな…と思い、雪の積もった山道を登ります(思い返せば、今回の旅行で最も危険な道はここでした)。

 

 まずは第三展望台から…どうかな…ん?

 

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 めっちゃきれいやん!中島は余裕で見えるし、霧なんてない!これが本当の摩周湖…少し雪をかぶっているのもいい!ある意味、ベストのタイミングだったかもしれません。

 本当に来てよかったなあ。こっちの展望台は客もいないし、視界いっぱいに湖を望めるので、後述の第一展望台より好きです。そのぶん写真は撮りづらいので、撮る人は広角レンズ(15mmから20mmくらいのものがあればベスト)必須です。自分は31mmとナナニッパ(70-200mm)しか持ってきていなかったので、割ときつかったです。APS-C専用の10-17mm魚眼でも持ってくればよかった。

 実はこうなっているんじゃないかと、ここに来るまでの天気でなんとなく予想はしていました(はやる気持ちがアクセルを踏み込ませるので大変でした)。ただ、雪のせいで道路が通行止めになっていないかそれだけが心配で…だから、本当にうれしかったです。

 

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摩周湖といえばこの画かな)

KONE0533(駐車場から見える景色すら感動)

 その後、第一展望台に行き湖の南側から望みます。写真映えするし、ちゃんとした駐車場もあるわけですから、こちらのほうが賑わっていて当然ですね。数枚写真を撮り、お土産屋さんをチラ見して帰ろうとすると現地の人が。少し話し込むと…

 

「北海道は初めて?どっからきたの?」

「埼玉から来ました。北海道はこれで3回目です。11月ならまだ雪の心配はないかと思ってたんですがね…」

「はっは!甘いよ兄ちゃん。昨日なんてほぼ吹雪みたいなもんだったんだからね!」

 

とのこと。なんともお恥ずかしい。ついでに、この先の行程のことを訊くと…

 

「美幌峠を通って女満別空港まで行こうと思っているんですが、道は大丈夫ですかね~」

「何とも言えないけど、スピード出さなければ大丈夫だろう。美幌峠、行けばびっくりするぞ~」

 

 めったに見られないド快晴の摩周湖をあとに、少し遅めの昼食を。弟子屈で悩んだのは駅そばの豚丼と、少しづつ知名度が上がっているらしい弟子屈ラーメン。今回はラーメンにしました。「弟子屈ラーメン総本店」に行き、魚介しぼり醤油と行者ニンニク餃子をオーダー。すぐきました。

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 味はまあまあおいしい。次回来たら味噌を注文してみようかな。

 

 その後、日が沈みつつあるなか国道243号を美幌方面へ走らせ、いざ美幌峠へ。この旅ももうおしまいか…という残念な気持ちより、道中事故らなくてよかったという安堵感のほうが大きかったりします。

 国道243号はある程度速度を出せる道ですが、ところどころに雪が残っているためうかつに速度を出せません。最後まで安全な運転を心がけつつ、ようやく美幌峠に到着。日が沈む前に急いで屈斜路湖を見ないと。

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 そして屈斜路湖を見下ろし一息、これは本当に素晴らしい眺めです。Windows10のロック画面に出てくるほどです。これだけ大きい火口湖、どんな噴火だったのかを想像するだけで興奮します。

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 峠の頂上なので気温は-2度まで下がっており、おまけに風がごうごうと吹きすさんでいました。そんななかゆっくりと観光するわけにもいかず。ビュースポットまで来て、さらにその上の第二展望台のような場所へ登ろうとしましたが、遊歩道が6~70cmほどの雪で埋もれており、誰一人として歩いて登ったような形跡がなかったのであきらめて戻ることに。

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 その後、またもや何度もスリップしながら美幌峠を下り、ふもとの美幌町に到着。この時点で日は完全に落ち真っ暗。そんななか、レンタカー返却前の給油と、ここ2日間溶けかけの雪道を走り続けたために付着した泥汚れ(これがまたびっくりするくらい汚かった)を落とすためにガソリンスタンドへ。

 洗車を終え、帰りの飛行機内で暇をつぶすための小説を近所の蔦屋書店で購入し、しばらく来られないからと北海道のホットステーションであるセイコーマートで最後の買い物(セイコマオリジナルパン、味はハズレでしたが)。

 万全の準備でレンタカー屋へ向かい返却、空港まで送迎してもらい、空港でお土産を買いスープカレー(微妙だった…)を食べ、北海道をあとにしたのでした。

 

 さて、結論から言うと、北海道はやはり夏に行くものだと思います。ただ、安全運転を心がけることができる、寒いところでも大丈夫ということであれば、11月でもなんとか行けるかと(層雲峡などの山際で雪がたくさん積もる場所は別ですが)。

 もっとも先ほどのように、一日ずれていれば吹雪だって発生するわけですから、やはり自己責任ですね。保証は一切できません。

 ただ、雪景色の北海道は本当に美しい。枯草を覆う真っ白な雪の一面は壮観です。下手したら癖になってしまいそうですが、怖い思いをするのも嫌なので悩ましい。

 

 ということで、2016道東一人旅、終了です。

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