DA 18-135mm F3.5-5.6 について
PENTAX標準ズームレンズとして、入門に最適の一本です。
smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
(※スペック等は公式等を参照ください)
K-30のキットレンズとして入手しました。一眼レフの世界へ入門した際、右も左もわからなかった自分が最初に触れたレンズです。今でも、最初の一本がこれで良かったと思っています。
キットレンズとしては18-55、55-300の二本セットもありましたが、ネットの情報(描写力、防滴効果などの差異)やレンズ交換の手間(それが一眼レフの醍醐味だとは知らない頃だったので)を踏まえた結果こちらにしました。
まず特筆すべきは利便性の高さでしょうか。標準ズームレンズとして十二分な焦点領域を押さえてくれています。加えて防滴効果、せっかく防塵防滴のPENTAXボディを生かすには、レンズもやはり防滴くらいはないと、ですね。
そしてAF性能。これは後程レンズをいろいろと買っていくうちに思い知らされることとなりましたが、静穏性と速度はピカイチ。現在自分が所有しているレンズの中ではトップクラスです。
また、単体で買うとなるとそれなりのお値段となってしまいますが、自分はK-30ボディと合わせて59,800円(2014年4月時点、新品でこの価格です)で購入したので、運が良いというか、いい買い物をしたなぁとつくづく思います。
あまり書き連ねるつもりはないのですが、あえて挙げるなら欠点は以下の通りです。
まず広角側の色収差は、だんだんと目についてしまうところでした。昨年の終わりに発売されたHD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WRはその点あまり問題がないようです。
続いて周辺減光、これはちょっと厄介でした。撮った写真を見返すとたまに周辺が黒ずんでいるものが…「八尺様の仕業かな?」と思いきや、PLフィルターを使用して撮った写真を見るとその遭遇率にびっくり。ある程度絞ったり修正すれば済むことでしょうが、自分にとっては中程度のダメージでした。
また、ピントリングがズームリングの手前側(マウント側)にあることに対して難色を示す方が多いのも頷けます。もっとも自分は、このレンズを使う時は殆どAFなのでそこまて困ってはいません。
ということで、まあ結局はどうなんだというところですが、焦点領域を広くカバーして防滴性能を持っている、そして何より愛着がある一本なので、これからもK-30と一緒にいろんなシチュエーションで使っていきます。
色収差などのデメリットを気にしてばかりいてもつまらないですし、かえって高価なレンズでは撮れなかった『自分にとってのアタリ』が撮れることもたくさんあります。何にしても、そういう『一概には言えないこと』を楽しめるくらいの柔軟さって大事ですよね。
特にアウトドアや雨天時、高価なレンズを壊さないか気にしながら写真撮影なんてしたくないタイプな自分にとっては、「行くぜオラぁ!」的な感じでバンバン使えるのはありがたいです。K-30とともに撮り手のテンションを維持させてくれる、そんな頼もしい存在です。
逆光耐性をプラスポイントとして挙げる方が多いですね。無理やり撮った写真ですが、個人的には好きです。
この暗さでISO200、自分としてはよくブレずに撮れたなあとびっくり。
PLフィルターを使ったら周辺減光が…でも旅行中は気づかないんですよねえ。
初めてのライブイベント撮影で、どのレンズを持っていけばいいのかわからなかったときに助けられました。
緑がきれいです。PENTAXの特権とよく聞きますが、実際のところどうなんでしょうかね。
思い入れがあるためか、レンズ記事第一弾にして結構長くなりました。
記録目的で使用して偶然にも作品が生まれた瞬間、狙って作品を撮った時とは別の喜びを感じます。